市庁舎放火事件

 「12日午前9時40分ごろ、兵庫県宝塚市東洋町の宝塚市役所で、「庁舎の1階で火災が起きた」と市職員から119番通報があった。宝塚市によると、男がガソリンのようなものが入った瓶を1階の市税収納課のカウンター内に投げつけ、火が広がったという。男はその場で職員らに取り押さえられ、現住建造物等放火の疑いで現行犯逮捕された。この火事で職員ら男女5人がけがをしたという。」(7月12日付け朝日新聞夕刊)
 その後の報道によると、警察は、大勢の職員がいる場所に火のついた火炎瓶を投げ込んでいることから、殺人未遂容疑での立件も視野に入れて捜査を進めているようです。当然のことだと思います。危険物取扱者として言わせてもらうと、室内でガソリンをまいて放火したにもかかわらず、死者が出なかったのは、奇跡的な幸運だと思います。
 逮捕される際、容疑者は自動販売機でお茶を買い、悠然と飲んでいたそうです。また、警察に引き渡されるときには「お前ら税金でメシ食うとるんやろ。もっと市民を大事にせんかい」と言ったそうです。さすがに目の前で放火された経験はありませんが、脅迫まがいの言動を繰り返しながら、同じようなセリフを聞かされたことは何度もあります。自らの犯罪行為を正当化し、理不尽な行政サービスを要求されることは、そう珍しいことではありません。宝塚市の事件は、極めて悪質ですが、同様の事件が、どこの市町村で起きても不思議ではありません。
 では、このような事件が市町村で発生する原因は、どこにあるのでしょうか?みなさんは、どう考えますか?

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 19:49 | その他

コメント

管理人さんへ。
お初に、お目にかかります。

このような市民感情を、どういう風に見ておられますか?

投稿者 通りすがりのトオル君 : 2013年7月22日 07:03

通りすがりのトオル君 様
初めまして。
このような市民感情とは、放火しながら「もっと市民を大事にせんかい」と言い放てる感情のことでしょうか?
心理学を勉強したことはありませんが、世の中には、自分より下の人間を欲しがる人間がいます。いじめっ子の心理も同じようなものかもしれません。容疑者にとって、それが役所の職員だったのではないでしょうか。下の人間が自分に逆らうことはあり得ないのです。下の人間が自分より幸福であることはあり得ないのです。ところが、現実はそうではありませんでした。このギャップに憎悪したのではないでしょうか。
最近、行政に対する暴力が問題にされるようになってきましたが、その原因は、このような感情をあおり、利用している一部のマスコミと政治家にあると考えています。

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 2013年7月25日 21:48

コメントしてください




保存しますか? はいいいえ


< 2013年7月 >
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
Links