弁護士の採用

T君「弁護士、採用してる自治体あるやんけ。あれ、どう思う」
自分「どう思うて聞かれてものう……。ウチでもするんか?」
T君「いや、そういう訳ではないんやけどな。東京都は別格としても、町田市とか流山市とかでやってる
 やんけ。どうなんかなて思うてな」
自分「大阪やったら松原市でやってるわな。やってるとこからは肯定的な意見の方が多いみたいやけ
 ど、事例が増えてきたら問題点も見えてくるん違うか」
T君「そら、メリットもあったらデメリットもあるやろうのう。今、寝屋川で募集かけてるやろ。堺は、応募者
 が辞退したらしーしな」
自分「役所の求めてるもんと応募者っちゅーか弁護士の求めてるもんにギャップがあるんと違うんか
 な。それを特定任期付職員っちゅーことでバランスとってるように思うな。それよりもな……」
T君「何や?」
自分「一番えーのは、職員が弁護士になるこっちゃ」
T君「なれるかえ。もし、なったら辞めてまうわ」
自分「それが一番の問題やろう」

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 20:03 | 地方公務員法

コメント

こんにちは。お邪魔させていただきます。

>やってるとこからは肯定的な意見の方が多いみたいやけど
弁護士サイドでも「意を汲んだ」意見しか表に出さないという話がありますね。

直接関係のない弁護士の意見としては、仙台の坂野先生や神戸の阿部泰隆先生が発信されています。
ちょうどタイムリーに下記のブログで紹介されています。
http://kounomaki.blog84.fc2.com/blog-entry-637.html
※阿部先生の見解は、コメント欄で紹介されています。

>なれるかえ。もし、なったら辞めてまうわ
これは大丈夫だと思いますよ、今なら職がありませんから。
なので、そもそも公務員辞めてまでロースクールに行かないのでは?
研修扱いでローに行かしてもらえるのなら別ですが、合格してもやはり役所に残ると思います。

なお、企業法務の世界でも弁護士の進出についてはいろいろ意見がありますね。
下記のブログのコメント欄も面白いですよ。
http://puni.at.webry.info/200710/article_7.html

投稿者 たらこ : 2013年2月21日 12:30

御紹介いただいた記事、面白く読ませていただきました。
市町村の特別職の中には、弁護士の能力を過大に評価している人が多いです。また、そういう人は、職員をあまり評価しない傾向があります。
全国的には、もう少し弁護士の採用が進むのではないでしょうか。

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 2013年2月21日 21:48

ずいぶんと前の記事になってしまい申し訳ありませんが、昨年の弁政連ニュース10月号に興味深い記事がありましたので、一応ご紹介しておきます。
「前回は明石市の泉房穂市長にお越しいただきました。泉先生が市長になられてから2年という短い期間に5人も弁護士を採用されました。(中略)その時、尾崎純理先生も参加されていて、尾崎先生が「一万人の弁護士を行政機関に送るんだ」という話をなさっていたのが印象的でした。」
http://www.benseiren.jp/news/vol30303.html

弁護士1万人だそうです。

で、その弁護士の条例に対する感覚というのはこんな感じです。
「地方自治体で地方選挙について、条例で公職選挙法11条1項1号の適用を制限して、成年被後見人にも投票権を認めることは出来ないでしょうか。
条例は法律以上に人権制限をすることは憲法上許されませんが、制限の緩和の方向であれば憲法にも違反しないと思いますが、自治体の方いかがでしょうか?」
成年被後見人の選挙権訴訟の原告側代理人の杉浦弁護士の提案です。
http://blog.goo.ne.jp/okunagairi_2007/e/5f49243cc01bb17a0912872321dfa6e2

投稿者 たらこ : 2013年3月23日 16:53

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