私債権回収研修

 先日、庁内研修の講師をしました。テーマは、政策法務や地方自治法ではなく、「私債権の法的な回収手続について」です。法規担当者がこんな研修の講師をした理由はともかくとして、「流行」を感じるテーマではないでしょうか。
 この研修をするに当たり、参考図書を何冊か読ませていただきましたが、一番のオススメは、「自治体私債権回収のための裁判手続マニュアル」(瀧康暢著/ぎょうせい)です。
 この本、単なるマニュアル本というだけではなく、「裁判所書記官との接し方」として「裁判所書記官は、裁判事務手続についてとても丁寧に教えてくれます。自分で手の届く範囲で調べ尽くして、どうしても不明な点は、電話して書記官に教示を求めましょう」や「督促異議申立への対処方法」として「裁判所から、督促異議申立があったと連絡を受けたら(裁判所文書2−2T)、煩わしく思わず、数日以内に債務者と連絡を取り、その理由を聞いてみましょう」等々の記述があり、読み物としても非常に面白いです。

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 23:24 | その他

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