続・外来語

 「外来語・役所ことば言い換え帳」(杉並区役所区長室総務課編/ぎょうせい)という書籍があります。平成17年に発行された同書には、当時の山田宏区長が「美しい日本語で分かりやすい行政を」という端書きを書かれています。英語嫌いの自分にとって、その趣旨には賛同するものですが、久しぶりに読んで、少し驚きました。
 当時は聞いたこともなかったような外来語が、今では当たり前の言葉として社会に認知されているのです。例えば、アウトソーシング、コスト・パフォーマンス、セキュリティポリシー、ハザードマップ、フレックスタイム等々。これらの言い換え例は、外部委託、費用対効果、(情報の)安全対策指針、災害予想地図、自由勤務時間制等々となります。ちなみに、ドメスティック・バイオレンスやパブリックコメントのように言い換え困難のために言い換えせずに説明を付けることを原則としている外来語もあります。
 外来語と言い換え例、時代の流れとはいえ、もはやどちらが分かりやすいか分かりません。

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 22:54 | 文書事務

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