「上書き権」

 「菅政権は、通常国会に提出を予定している「総合特区法案」について、自治体が定める条例を国の法律や政令より優先させる「上書き権」を認める条項の盛り込みを断念した。違憲の疑いがあると判断したためだが、地域を限定して大胆な規制緩和を進める総合特区の裁量権拡大に期待していた地方は反発しそうだ。
 「上書き権」は小泉政権時代の構造改革特区より自治体に幅広い裁量権を認める「総合特区」の目玉として、民主党の小委員会が骨格案に盛り込んでいた。世界標準の未承認薬の試験的な使用を認める特区が、国会での薬事法改正を待たずに条例制定だけで可能にするようなケースを想定していた。
 だが、憲法は「法律の範囲内で条例を制定することができる」としており、内閣法制局が反対。片山善博総務相らが調整して法案への盛り込みを断念し、特区の指定は各法律ごとに個別に定めることにした。」(1月26日付け朝日新聞朝刊)
 色々と意見のあるところだとは思いますが……しょぼい市のしょぼい法規担当者の意見としては、正直なところ、ホッとしました。

投稿者 おおさか政策法務研究会管理人 : 18:52 | 政策法務

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投稿者   : 2013年8月12日 16:21

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